AGA(エージーエー)は男性特有の脱毛症です。主に30~50代の男性に多くみられ、薄毛や抜け毛に悩む男性のほとんどがAGAであるといわれています。
AGAは日本全国で1,260万人いるといわれており、ヘアサイクル(周毛期)の成長期が短くなる影響で前頭部と頭頂部の髪が薄くなるのが特徴です。遺伝や男性ホルモンが大きく関わっていると考えられていますが、一度AGAの症状がでると脱毛が進行していきます。
主な治療法
(脱毛・薄毛)の症状・体質によりますが、内服薬の処方が一般的です。
半年ほど続けるとAGAに対する効果が出てきますが、患者個々の症状にあわせてミノキシジルなどの成分を含む外用薬(塗り薬)を併用する場合もあります。
5α-還元酵素阻害薬とこれまでの治療法、育毛剤との違い
これまでの治療薬・育毛剤(ミノキシジルなどの成分)ではそのほとんどが頭皮の毛細血管を拡張し、発毛に関わる毛母細胞などへの栄養供給を促進することで発毛を促すことがポイントでした。
5α-還元酵素阻害薬ではもともとの発毛を阻害する原因となるDHTを抑制することが目的なので、全く違うアプローチであるといえます。