主に脊椎、四肢(腕・手・脚・足)の運動器を構成している骨・関節を連結する靭帯、筋肉や腱、脳を除く脊髄および末梢神経の疾患による機能障害や外傷による損傷を診断・治療を行います。
こんな症状の方はご相談ください
- 首、腰、肩や腕・肘・手、脚・膝・足が痛い
- 手足などが痺れる
- 打撲、骨折、脱臼、捻挫、外傷(擦り傷、切り傷、火傷、床ずれ)
- スポーツによる故障、運動中の体幹・四肢の痛み
- 交通外傷 など
打撲について
一般的に打撲をすると皮下組織を傷つけ出血するため、皮下に青黒く出血斑が出現し、腫れてきます。
軽度の打撲であれば、湿布を貼って包帯で圧迫固定すれば1週間から2週間ぐらいで完治します。
ただし、関節周囲の打撲や出血・腫脹の強い打撲では専門家による固定や施術を要します。
特に関節周囲の打撲では、関節運動のたびに傷ついた組織が動き、同じ程度の関節周囲以外の打撲と比較して、通常よりも多くの内出血や腫れが起こります。
また、その出血した血液が線維化していく過程で、関節組織が部分的に癒着したり、しこり状の瘢痕組織が関節機能を司る組織の運動を妨害することにより、関節拘縮を生じます。
関節拘縮を起こすと半年や1年の治療期間を要し、場合によっては後遺症として関節拘縮が完全に治らないままの状態で固まってしまうこともありますので、関節周囲の打撲や重度の打撲では、早めにご来院ください。
捻挫について
捻挫の症状は、どの関節に傷を受けたのか、あるいは靭帯損傷の程度によって様々です。
一般的には、関節の痛みやはれ、そして皮下出血といった症状が見られます。はれや皮下出血の症状がはっきりとあらわれている場合には、じん帯が断裂している可能性があるので、早めの受診をお勧めします。
痛みやはれの症状から捻挫が疑われる場合には、患部を固定して冷やしながら安静を保つとともに、大掛かりな治療が必要になる前にご来院下さい。
骨折について
骨折にはさまざまなケースがあり、範囲や重症度も異なります。足、手、骨盤…など骨折の部位によって、もちろん治療法も違います。基本的に骨はとても丈夫にできていますが、何らかの原因でその骨の強度以上に大きな圧力が外から加わったときに、骨折が起こります。
折れてしまった骨を元の位置に戻して固定することが、骨折治療の目的になります。
まず、骨を元の位置に戻すことを整復といいますが、これには牽引や徒手によるものなどがあります。
一方、固定にはギプスや添え木を使った外固定と、手術による内固定や創外固定があります。
骨粗しょう症とは
この病気は骨量の減少、骨の微細構造の劣化により骨の脆弱(ぜいじゃく)性が増し、鬆(す)が入ったように骨の中がスカスカの状態になり、骨がもろくなる病気です。
骨がスカスカになるとわずかな衝撃でも骨折をしやすくなります。
骨粗しょう症になるとこんな危険が
- 高齢者の寝たきりの原因のうち約20%が「骨折」といわれています。中でも「大腿骨(だいたいこつ)」という太ももの骨の骨折が問題となります。つまり、骨折をきっかけに寝込んでしまうと、骨折が治った後も自力で歩くことが困難になってしまうのです。
- 背骨が圧迫されてつぶれていく(圧迫骨折といいます)と、背中が丸くなり内臓が圧迫されるため消化不良や便秘になったり、食べたものが食道に逆流しやすくなり胸焼けがしたりします。
- 背中や腰などに、骨折に伴う痛みが出てくることがあります。
- 痛みのために、日常生活での動作が制限され、行動範囲も狭まってしまいます。
交通外傷の治療について
当院では、交通事故にともなう様々な痛みや体の不調などの治療を行っております。
事故後は、あまり症状が感じられなくても、まずは当院の診察を受けてください。
特に「むち打ち症」は数日経過して、徐々に痛み出す可能性もございます。
軽度な症状であればある程度の治療期間で治りますが、慢性化する恐れもあります。
交通事故が原因で痛みが出てきた方や不調を感じた方はどうぞお気軽にご相談ください。