切り傷や熱傷などの外傷、皮膚や皮下に腫瘤を形成する粉瘤やイボなどの皮膚疾患、巻きづめなどの治療を行っています。また痔核などの肛門疾患については症状にあわせた柔軟な治療を提供します。
巻き爪とは爪が内側に巻いていってしまう状態のことです。
巻き爪が原因で、爪の角が皮膚に刺さり皮膚の炎症を起こす状態のことを陥入爪といいます。
主に、爪に負担のかかりやすい足の親指が巻き爪になります。
場合によっては足の他の指の爪や、手の爪も巻き爪になることがあります。巻き爪が進行すると、指の肉に爪がどんどん食い込み、激しい痛みを起こし、さらに巻き込まれた皮膚が化膿し、歩くことさえ困難になります。
また巻き爪のために足をかばって歩くと、不自然な歩き方になり、足首や膝、腰へと負担がかかり、捻挫や膝痛、腰痛を起こす原因にもなります。
巻き爪1つで全身のバランスが崩れて、さまざまな体調不良を引き起こす可能性があるのです。
巻き爪の原因
- 爪の形状(巻き爪、あるいは遺伝的要素)
- 不適切な靴、靴による圧迫
- 深爪の習慣
- 正しくない歩き方
- スポーツ (母趾に急激な重力がかかるもの、瞬発力を必要とするもの)
- 肥満、妊娠(急激な体重の増加)
- 悪路での長時間歩行
- 足を強打したとき
- 爪水虫(爪白癬)
- 誤った処置 など
本来、足の親指の底面は、地面に対してまっすぐ下を向きますが、足の歪みがあると親指はねじれてしまい、斜め下を向くようになります。
そうなると、爪は補強作用を爪の橋の部分で行なおうとするので、その結果、爪が変形していき筋肉部分に食い込んでいくようになります。
巻き爪は、しっかりと足の歪みからケアしていくことが重要です。
痔のなかで最も多いのが痔核です。
症状としては出血、痛み、肛門のかゆみ、残便感などがあります。部位の特性から、なかなか相談できずご本人だけで悩んでいる方も多くいらっしゃると思いますが、直腸癌、肛門癌など重篤な病気が隠れていることもありますのでお気軽にご相談下さい。
痔核
肛門付近の血流が悪くなり、うっ血し、さらに静脈がこぶ状に拡張したものが痔核です。
一般的には「いぼ痔」とも呼ばれています。症状は排便時に出血したり、肛門の周りにいぼのようなものができたりします。発生する場所により、内痔核と外痔核に分けられます。
裂肛(きれ痔)とは便秘などにより硬くなった便が無理に肛門を通過した場合などに、肛門の出口付近が切れる為に起こります。